【WordPress】投稿した記事の本体【SQL】
「WordPressって、投稿した記事をどこに保存しているのかなあ?」と興味をもったので、調べてみました。Web情報によると、WordPressでは投稿した記事はHTML化されず、SQLサーバに保存されているようです。サーバにアクセスがあったら、URLをもとに動的にHTMLを作成して表示する仕組みらしいです。ということは、SQLサーバに入ればよいということ?
IDとパスワードを調べる
まずはSQLの世界にログインするためのIDとパスワードを調べます。
自分のホームページのファイルサーバにログインして、WordPressをインストールしたフォルダの下にあるwp-config.phpを確認します。
私のこのサイトの場合は、kn-sharoushi.comの下にあるpublic_htmlフォルダの中にありました。
ダウンロードし、テキストエディタで開きます。私は秀丸を愛用しています。
IDとパスワードはどこかにメモしておきます。
サーバーパネルにログイン
いよいよSQLにログインします。まずはサーバー管理画面にログインします。
私はXserverを利用していますので、こんな感じの画面です(画像の一部は加工してあります)。
この中のphpmyadminをクリックします。すると、ユーザIDとパスワードを求められるので、先ほどメモしておいた値を入力します。すると、phpMyAdminという画面が開きます。
phpMyAdminの画面
phpMyAdminの画面はこんな感じです(画像の一部を加工してあります)。
左側にツリーがあるので開いてみると、どうもテーブル名っぽいです。
左側にあるツリーのうちのテーブル名っぽいところをクリックすると、右側のペインにテーブルの中身っぽい情報が表示されました。
上の方に小さく「SELECT * FROM ‘wp_posts’」とありますし、やはり左側ペインがテーブル一覧、右側ぺインが詳細情報ということのようです。
SQLが使えるなら、describeしてみれば話が早いので、やってみました。
SQLペイン
SQLタブをクリックして、SQL文を書くところにDESCと記述します(DESまで記入すればインテリジェンスがきいて、候補がいくつか出るので、そこから選べばよいです)。
desc△(半角スペース)テーブル名で;(ひげ)は必要か必要でないか分からなかったので、一応つけました。
右下隅にある実行を押すと、
wp_postsテーブルのdesc情報が表示されました。
wp_postsテーブル
下記にwd_postsテーブルのカラムについて、ざっくりとした私の理解を載せておきます。
Field | Type | 意味 |
ID | bigint(20) unsigned | 投稿ID |
post_author | bigint(20) unsigned | 記事を投稿した筆者のID |
post_date | datetime | 投稿日付 |
post_date_gmt | datetime | 投稿日付(GMT) |
post_content | longtext | 投稿した記事の中身 |
post_title | text | タイトル |
post_excerpt | text | 抜粋 |
post_status | varchar(20) | 投稿ステータス |
comment_status | varchar(20) | コメントステータス |
ping_status | varchar(20) | トラックバックステータス |
post_password | varchar(255) | 投稿パスワード |
post_name | varchar(200) | URLの最後の部分 |
to_ping | text | 更新情報サービスの通知予定先 |
pinged | text | 更新情報サービスの通知済み先 |
post_modified | datetime | 更新日付 |
post_modified_gmt | datetime | 更新日付(GMT) |
post_content_filtered | longtext | タグ |
post_parent | bigint(20) unsigned | 親記事ID |
guid | varchar(255) | GUID |
menu_order | int(11) | ページの表示順 |
post_type | varchar(20) | 投稿種別 |
post_mime_type | varchar(100) | 添付ファイルのときMIMEタイプ |
comment_count | bigint(20) | コメント数 |
記事本体はpost_contentに格納されます。
テーブル一覧で表示したときには先頭部分しか表示されませんので、post_contentだけを取り出して表示し、オプションで全文を選ぶと、記事本体全部を表示してくれました。
まとめ
以上、WordPressの投稿記事本体はHTMLでなくwd_postsテーブルのpost_contentに格納されていることをご紹介しました。
昔メモ帳でポチポチHTMLを打ってホームページを作っていた時代とはだいぶ違いますね^^;
何かのお役に立てば幸いです。
ここまでお読みくださりありがとうございました。
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