【自分のこと】夫が長時間労働をやめない話

私の夫は長時間労働をずっと続けています。先月は時間外労働が80時間でした。その前は93時間。さらにその前は84時間。「直近2~6か月平均がいずれも80時間未満」は全く守られていません。

名ばかり管理職

私の夫は、おそらく「名ばかり管理職」だと思います。

出勤時刻退勤時刻に自由はないし、採用面接に同席はするけど採用の決定権はないし、製造スケジュール管理はするけど受注量の多さをコントロールすることはできません(処理しきれない量の受注を社長がとってきて、工場長である夫に押し付けてくる)。

役職手当という名目で10万円もらっているけど、代わりに残業手当がなくなりました。平社員だった残業手当をもらっていた以前の方が手取りは多かったです。

正直言って工場長はやめてもらいたいです。夫が工場長になって、我が家にいいことはひとつもなかったです。

以前の方が、夫の表情が明るかったです。今は笑顔が少なくなりました。とても心配です。

労基署は何回か入っている

夫の会社に労基署の臨検が何度か入っているようです。

「今日労基署が来た」

「また今日も労基署が来た」

「また来たよ労基署!」

と、夫が愚痴るのを聞きました。

労基署が入ると、夫はその日の仕事がストップするようで、結局夫の残業時間が増えるだけでした(労基署とは)。

労基署が入った後、あるとき会社は労基署に何か言われたのか、夫に医師面接を促してくれたらしいのですが、

「医者に面接している時間なんてないよ!」

と夫は言って、結局面接しないで終わりました。

土曜日は会社は休みのはずですが、ここ3年、夫が土曜日に出社しないことはないです。

毎月長時間労働が続いています。

不測の事態が起きたときのためにやっていること

私は社労士なので、長時間労働がいかに脳血管疾患・心臓疾患、精神障害を起こすか知っています。

健康で元気な30代、40代の人が、あっという間に死んでしまうことを知っています。

そこで、私がこれだけは・・・・と決めてやっていることは、

・夫の帰宅時間をメモ

・1か月ごとに集計

です。

帰宅時間はカレンダーにメモしています。

カレンダーに帰宅時刻をメモ

これをもとに1か月に1回集計しています。

会社から自宅まで車で20分程度かかるので、夫の終業時刻はここでメモした時刻の30分前と計算しています。通勤を少し多めに計算しています。それなのに、月に80時間を超える状態です。

この記録を、かれこれ3年続けています。カレンダーも全部とってあります。

朝は1時間早く出社

朝は8時半始業ですが、夫は毎朝7時に家を出ます。

7時半には会社に到着、鍵を開けたり、仕事の準備(機械の電源を入れたり、ボイラー?のスイッチを入れたり)をしているそうです。従業員のみんなが出社する8時半に朝礼をやって、仕事が始まるそうです。

この始業前の準備時間の1時間も時間外労働だと思うのですが、計算には入れていません。

なぜかというと、途中まで私は夫の仕事の始業時間が7時半だと思っていたからです。

夫は口数が少なく、あまり仕事の話をしません。

だからずっと、てっきり7時半始業だと思っていました。

まさか1時間も早く会社に行っていたとは・・・!

何かの話の拍子に、夫が1時間早出をしていることを知りました。

別に会社に言われたからではなく、責任感からだそうです。

「だって、会社のカギもっているやつ、俺しかいないし」

「パートさんが、朝来てすぐ仕事ができないと困るから、朝俺がある程度段取りしておかないといけないんだよね」

とのこと。

どこまで社畜なの・・・・orz

この1時間も計算にいれたら、毎月100時間超えます。3年間ずっと毎月100時間超です。

以前から続けてきた集計方法を途中で変えるのも混乱すると思うので、夜の残業だけを記録しています。

なぜ長時間労働をしたがるのか

夫には何度も長時間労働をしないでほしいことを伝えています。

でも、聞きません。

仕事が楽しいようです。

手取りが減っても、工場長の今の方が楽しいようです。

私は、命を削ってまで仕事をすることに懐疑的です。

仕事が楽しいのはいいことですが、その陰で犠牲になっている自分の体の健康はどうなるのか、私たち家族はどうなるのか、考えたことはあるのでしょうか。そういうことを考えず、ただ仕事にまい進するのは、昭和の時代なら知らず、平成が終わり令和の時代の今、とても時代遅れだし、自分自身に対しても家族に対しても無責任に感じます。

それだけ、家にいるより仕事が楽しいということなんでしょうね・・・

早く家に帰ってきて、私や子どもたちと過ごすより、職場で仕事をしていた方が楽しいのでしょうね・・・

夫にはなるべく居心地のよい時間を過ごしてもらえるよう、妻として家族として努力してきたつもりですが、3年間、全く減らない夫の長時間労働に、途方に暮れています。

どうしたらよいのか、分かりません。

今月は過労死等防止啓発月間

こうして個人的な話をブログに書いたのは、今月が過労死等防止啓発月間だからです。

最近来た社労士会のチラシに入っていました。

毎年11月は、「過労死等防止啓発月間」だそうです。

しごとより、いのち。

厚生労働省と私の解釈は一致。

長時間労働を防ぐために

名ばかり管理職の未払残業代訴訟が盛んにおこなわれていますね。

夫の場合も、訴えたらまず勝つでしょうね。

でも、本人は全くその気がありません。

平社員のときより減った手取りでも、工場長という仕事が楽しいのでしょう。

私はいつでも訴える準備ができています。

もしも夫が過労死したら、私の持っている全部のスキルを費やして、会社を訴えてやろうと思っています。

しかし、それでは遅いんです。一番いいのは、夫が健康で文化的な生活を取り戻すことです。夫が死ぬのは、本当に悲しいです。どうにか阻止したいです。

数々のセミナーに出席したり、本を読んだりして、社労士の私が言えるのは、

長時間労働を防ぐために絶対に必要なのは、トップの意識を変えること

です。

これがマスト。

トップが変わらなければ長時間労働は減らせません(断言)。

現場レベルで解決できる問題ではないんです。

という訳で、しれっと、夫の会社の社長に、社労士の営業と称して、話をしに行こうかなと思う今日この頃です。飛び込みの営業はしたことがないのですが、夫の会社の社長にだけは、やぶさかではないです。

でも、夫の会社の本社は埼玉なんですよね・・・・夫の工場は群馬県にあるのですが。

埼玉までドライブするかなーーー?