小規模事業者持続化補助金セミナー

商工会主催の、小規模事業者向け持続化補助金セミナーを受けてきました。

紅葉がきれいですね@旧古河庭園(東京都北区)

持続化補助金とは

持続化補助金というのは経済産業省がやっている補助金でして、正式名称は「小規模事業者持続化補助金(一般型)」というようです。

一般型とついていますが、他に型がある訳ではなく、現在(2022年度)は一般型のみです。

以前はコロナ感染症対策型とか、いろいろな型があったそうです。

小規模事業者持続化補助金<一般型>

今回私は事務所の広告にこの補助金が使えないか、調べるために参加しました。

セミナーを受けて

講師は補助金の審査もやっている中小企業診断士の方で、分かりやすく、ポイントを押さえて教えてくださいましたので、おかげで「こりゃダメだ」ということがよく分かりました。

私は名刺とか社労士事務所の釣書的なものが作れればと思っていたのですが、名刺は対象外だそうです。(。・ˇ_ˇ・。)

ではせめて、Web広告費として使えないかと思ったら、ウェブサイト関連費のみによる申請は不可だし、ウェブサイト関連費としては交付すべき補助金の額の4分の1が上限ということでした。

上限50万円の補助金がもし交付されるとしても、そのうちの12万5千円だけしか使えないということでして、Googleのトップに来るように広告を出したいと考えていた私には、今回のこの補助金は全然使えないということが分かりました。

上限50万円の補助金が出るためには、自腹で25万円は負担が必要になる(補助額3分の2なので)ということでして、25万円全額を広告費として支払うことができるならともかく、その他の経費として何かに使うことができるほど、費用対効果のある計画が今私にあるはずもなく・・・。

やっぱり、自力で検索トップにくるよう、地道に記事をかけってことですね。

チラシの代わりに事務所紹介のKindle本を作って、ゼロ円で販売したらどうかとも思ったのですが、補助金の対象となるかどうか微妙なラインですし、説得力のある計画書を作る時間もなく、あきらめました。

しかし、あの分量の文章を小規模事業者の経営者が一人で書いているのですか・・・・すごいなと思いました。A4用紙にして8ページ程度です。多い人は20ページも書いてくることもあるんだとか。

商工会の人が何かと助けてくださるようですが、事業を経営するのはとても大変だと思いました。

採択者がWeb上で確認できる

この補助金を採択された事業者の一覧をWeb上で確認できます。

https://r3.jizokukahojokin.info/saitaku.html

2022年11月19日確認したところ、第8回締切分採択者一覧が確認できました。PDFのURLはいずれ非公開になったときにエラーになってしまうと思うので、リンクを貼らないでおきます。

https://r3.jizokukahojokin.info/doc/saitaku08/r3i_8_kanto.pdf

↑これは関東分です。

社会保険労務士で検索したら2件ヒットしました。

やはり社会保険労務士さんでも利用している事業者はいますね。

ほかの事業者さんも、いろいろな業種がありまして、事業名を見ているだけでもおもしろいです。

SWOT分析

今回セミナーを受けて初めて知ったのが、SWOT分析です。

中小企業診断士の世界では常識だそうで。

経営分析の手法です。

Strength 自社の強みは何か内部要素

Weakness 自社の弱みは何か内部要素

Opportunity 機会。自社や自社製品・サービスに好影響を与える外部環境の要素

Threat 脅威。自社や自社製品・サービスに悪影響を及ぼす外部環境の要素

以上の4つの観点から自社を分析し、内部要素と外部要素とを組み合わせてさらに分析していくのだそうです。

経営分析は経営計画を立てるために必要で、経営計画は毎年度作成するものんだそうです。

し・・・・知らなかった!

わたしは開業前に1度ざっくりとした3年計画を立てましたが、ここまで科学的で緻密なものではなかったです。

ちょっとやってみようと思います。