トラックの運転手さんをリスペクト

つい最近、トラックの運転手さんたちをすごく尊敬するようになりました。

早朝アルバイト

早朝、12月1か月だけで、配達の荷物の仕分け作業のアルバイトを始めました。

自宅から近かったのと、時給がかなりよかったからです。

ところが、初日に行って、なぜ時給がよかったか理解しました。

これは、腰をやられますね！

配達の荷物は30キロまでという制限があるそうです。

逆に言うと、30キロ近い荷物がゴロゴロしているという訳で・・・。

その荷物が、自販機よりも背の高いキャビネットにぎっしりつまっています。

そのキャビネットが倉庫に何台も何台も、果てが見えないくらいびっしりとつまっています・・・。

え！これが1日分ですか！？とびっくりしました。

早朝3時間でこれらを全部仕分け、トラックに積み込まないといけないようです。

12月はお歳暮の季節なので、とりわけ荷物が多くなるのでしょう。

臨時で1か月だけでもアルバイトを雇う訳です。納得。

よく働く人々

早朝アルバイトは私を入れて3人でした。

正社員のトラックの運転手さんが一人、リーダーとしてあれこれ指示してくれます。私はそれに従って仕分け作業をしました。

このトラックの運転手さんが、よく働くこと、働くこと！指示するかたわら、自らも率先して仕分けしています。

これから昼間も配達の仕事があるでしょうに、早朝の仕分け作業でも惜しみなく働いていました。

アルバイトの二人もよく動きます。

私一人、もたもたしていました。

(足をひっぱって、すみません＞＜)と内心で焦っていたら、「はじめっからなんでもできる人なんていいないヨ！」と優しいお言葉をかけてくださりました。う・・・嬉しいです。涙が出そうでした。

私自身、働くこと、体を動かすことは好きな方だと思うんですが、彼らにはかなわないと思いました。

助っ人も運転手さん

2時間くらい経った頃でしょうか、全然キャビネットが減らず、終わりが見えないな・・・と思っていたら、出勤してきた運転手さんたちが、おもむろに手伝い始めました。

もともとそういう約束だったのか、それとも私たちだけで仕分けが終わりそうもないから、見るに見かねてなのか、よく分かりませんが、数人の運転手さんたちが助っ人として手伝い始めたら・・・！

あっという間に終わりました。

す・・・すごい。

私にとってはとてつもなく重い荷物も、彼らは小物のように軽々と持ち上げ、てきぱきと所定のトラックに積み込んでいきました。

何がすごいって、彼らは荷物の仕分け先が頭に入っているということです。私は宛先を見て、どこに置いたらよいかまず調べ、確認し、うんこらっしょと運ぶ・・・・という風に、もたもたするのですが、彼らは「あ、これは日にち指定だからここ」「あ、これはこっち」「あ、それはそっち」というように、全部見た瞬間分かるようです。

私から見たら神業でした。早い！

助け合う精神

早朝仕分けを手伝ってくれたように、トラックの運転手さんたちは相互に助け合う精神が根付いているように感じます。

車を運転しているとき、右折したくて私がもたもたしていると(私は右折が超苦手)、ライトをパッシングして道をゆずってくれるのはたいていトラックの運転手さんです。

ありがたいことです。

あと、人のミスに寛容ですね。私が仕分けでミスをして、「すみません」と謝ったら、「いえいえ、気にしないで」と許してくれました。

見ていると、彼らはお互いに声を掛け合い、ときには冗談を飛ばして、気持ちよく働いているようです。

ここはいい職場だなと思いました。

長時間労働

もう一つ、トラックの運転手さんを気にするきっかけがありました。

相変わらず私は労働事件の裁判の傍聴を続けているのですが、中にはトラックの運転手さんが原告となったものもあります。

その訴訟記録を見ると、すさまじい長時間労働の記録で驚きました。

中には、月130時間以上の長時間労働がが何か月も連続している例もあって、ぞっとしました。

どうか、長時間労働で彼らが体を壊さないようにと願います。

ちなみに、早朝アルバイトは初日だけで全身筋肉痛になりました。たった3時間だけだったのに。

運転手さんたちは、毎日こんな重労働をしているのですね！すごいな！