月刊社労士の研究

社会保険労務士の業界誌「月刊社労士」について、調べたことを記事にします。

私がもっている月刊社労士。社労士に登録した2018年9月からあります。

月刊社労士

「月刊社労士」は2011年(平成23年)1月号から始まっています。

月刊社労士平成23年1月号

社会保険労務士であれば、全国社会保険労務士連合会のサイトにログインしてバックナンバーを閲覧することができます。社会保険労務士に登録していない方は、国立国会図書館関西館(京都)に行けば閲覧できるようです。

一般の方が購入することも可能のようです。↓全国社会保険労務士連合会の申込先です。

https://www.shakaihokenroumushi.jp/organization/tabid/286/Default.aspx

社労士受験生の方がモチベーションを高めるためにのぞいてみるのもよいかもしれません。

月刊社会保険労務士

さて、ここから当ブログの本領発揮、ディープでマニアックな世界の話になります。

「誰が読むの?そんなん」と言われても、私が気になるので仕方がありません。興味のない方はブラウザのバックボタンで戻ってください。本日は月刊社労士の歴史をさかのぼってみます。

「月刊社労士」となる前は「月刊社会保険労務士」と言いました。

これは1972年(昭和47年)8月号から、2011年(平成22年)12月号まで続きました。

国立国会図書館にすべてではないですが、ほとんどのバックナンバーが所蔵されています。一部はデジタル化されていて、国立国会図書館のアカウントを持っていれば自宅でも閲覧することができます(一部は国立国会図書館関西館所蔵の為自宅での閲覧は不可。いずれ関西館(京都)にも行かなければなるまいと考えているところです)。

日本社会保険労務士報

さらにその前は「日本社会保険労務士報」が発行されていました。これは、「月刊社会保険労務士」昭和47年8月号「あとがき」で確認できます。

 昭和三十九年四月に当会が創設されてから、当会と会員ならびに読者とのパイプとして「日本社会保険労務士報」を発行してまいりました。

 以来、今日までだんだんに内容や発行部数を拡充、改善してまいりましたが、本月号より装訂を改め、雑誌形式に切りかえ、併せて題号も「月刊社会保険労務士」と改題し、社会保険労務士の機関誌に相応しい内容のものとして、新たにお目見えすることになりました。

月刊社会保険労務士昭和47年8月号あとがき

これは未確認情報ですが、1971年から1972年までの発行だったようです。

日本社会保険士報

さらにその前は、「日本社会保険士報」と言いました。

これは残念ながら私はまだ実物を拝見していません。国立国会図書館に所蔵されているようですが、すべての巻があるのかどうかも未確認です。だいたい1967年から1971年までの発行だったようです。

東京社会保険士報

さらにその前は、「東京社会保険士報」と言いました。

これもまだ私は実物を確認できていません。国立国会図書館に所蔵されていますが、前回行ったときに見ている暇がありませんでした><

これの発刊は1966年から1967年までのようです。

東京社会保険士協会報

さらにその前は、「東京社会保険士協会報」と言いました。

これも国立国会図書館に所蔵されているのは確かですが、私は自分の目で確認できていません。

発刊は1965年から1966年までのようです。

まとめ

以上をまとめますと、次のようになります。

1965年 東京社会保険士協会報

1966年 東京社会保険士報

1967年 日本社会保険士報

1971年 日本社会保険労務士報

1972年 月刊社会保険労務士

2011年 月刊社労士

意外と歴史が長く、驚きました。最初が東京だったということにも、初めて知りました。

ところで、「月刊社会保険労務士」は、1976年(昭和51年)10月に「社会保険労務士」という雑誌を吸収しています。

「社会保険労務士」と言うのは、社団法人日本社会保険労務士会連合会が発行していた雑誌です。この団体が何なのか、どうして吸収することになったのかの事情は、別の日に記事にしようと思います。

追記

「社会保険労務士界」という業界誌が昭和44年9月に存在していたようです。

↑こちらの記事では「当時唯一の専門誌であった」とありますが、同時期に東京社会保険士報があったはずです。国立国会図書館東京館に所蔵があるようなので、後日また調べようと思います。