群馬では苺とニラは雑草(個人の見解です)
私が住む群馬について話します。
土地が安い
群馬に移住してまず驚いたのが、土地が異様に安いということでした。
かなり広い土地が200万で売っていたりします。
土地が安いのでその分家にお金をかけることができるのか、やたら豪邸が多いです(私の目からは豪邸に見えるというだけです^^;)。でも住んでいるのは二人だけとか、一人だけということが多いです。
私が住んでいる家は中古で築30年の物件でして、土地と家こみで格安で買えました。値段は秘密ですが、借金をせずニコニコ現金一括払いで買えたくらい安かったです。
人がいない
これは東京以外の土地ではどこも同じだと思うのですが、人が少ないです。私の住んでいる家の周りは空き家ばかりです。2軒隣はつい最近まで人が住んでいたのですが、ご高齢の一人暮らしでしたので、その方がお亡くなりになったあとは誰も住むことなく、空き家となりました。こうやって、年々空き家が増えていっています。更地にするのにもお金がかかるので、そのまま放置されていることが多いです。
それでも私が住んでいるあたりは町中になりますので、割と人が住んでいる方です。
これがちょっと山の方へ行くと、もっと閑散とした雰囲気となります。それこそ、「大自然万歳!」な環境となります。猪目撃情報とか鹿目撃情報とかが、警察から安全メールで来ます。そういえばついこのあいだの冬、熊の目撃情報があって、とても怖かったです。「○○郵便局に熊が現れました」という内容でした。マジでシャレにならないです。
人が少ないなら子どもも少ないのは当然でして、地域の子ども会は子ども数の減少に歯止めがかからず、とうとう隣の子ども会に吸収合併されました。
小学校の一学年は1クラスが当たり前です。1クラスあればまだいい方で、3学年合同となる学校もあります。幼稚園や小学校のPTA活動は悲惨です。親の数が少ないので毎年役員をやらないといけない学校もあるそうです。
たまに高崎駅や前橋駅へ行くと、人の多さに「うぉっ!」となります。
さらに1年に1回くらい東京に行くと、あまりの人の多さに「なに?!なんかお祭りでもあるの!??」とびっくりします。東京の人込みは、高崎まつりくらいの人出だと思います。その高崎まつりも、コロナの影響で2年くらいやっていません。
苺とニラは雑草扱い
これは我が家の庭の写真なんですが、
赤いのは苺です。苺は育てている訳ではなく、勝手に増殖し、勝手に実がなります。
同様に、群馬では畑の境界線にニラがよく群生しています。これも育てている訳ではなく、勝手に増殖しているようです。
昔、餃子を作るときに、義母が「じゃ、ちょっとニラとってくるわ」と言って、畑に出ていくのでびっくりしました。義母曰く、「ニラは雑草」だそうです。肥料をやって手間暇かけて育てるものではないという認識です。
苺も雑草だとか。放っておいても勝手に育っていくものだから、わざわざスーパーで買うなんて・・・という感覚のようです。最初はびっくりしていましたが、今では私もすっかりその感覚に慣れました。
かかあ天下とからっ風
群馬の名物はかかあ天下とからっ風だそうです。かかあ天下というのは、家庭で主婦の力が強いということかな?と思いましたが、私が実感しているところでは、群馬の嫁は異様に大事にされるということです。
私が嫁に来たときも、「Yくんに嫁が来た!」と、ちやほやされました。
後で知ったのですが、群馬は富岡製糸場があったので、女性は稼ぎ頭だったそうです。だから大事にされたとか。
その文化が今も残っているのでしょうか、とにかく私は大事にされました(されています。現在進行形)。
からっ風は、風が強いことを言います。どれくらい強いかというと、たまに竜巻が発生しています。マジで怖いです。
仙台にいたときも、名古屋にいたときも、強い風は吹くことがありましたが、群馬で吹く風はもっと土の匂いが強い風だと感じています。風が吹くと周りがこんにゃく畑ばかりなので、土ぼこりが舞い上がって、外に干した洗濯物が悲惨なことになります。
工場が多い
これは名古屋ほどではないですが、割と工場が多いです。すばるがありますので、車関係の工場はもちろん、ガトーフェスタハラダ(ラスク工場)やまるか食品(ペヤングカップ焼きそば)などの食品工場もあります。IHIエアロスペースといった宇宙関係の工場もあって、ワクワクします。
外国人も多く、多国籍です。最近とみに外国人が増えたと思います。私のバイト先のコンビニでは常連さんに外国人の方が多く、顔見知りになることも。
日本人が減っている一方で外国人が増え、これからどんどんその比率が変わっていくのだろうなあと思います。空き家のまま閑散としているよりよほどよいと思っています。なにせ、外国籍の方たちはみな若い方が多く、そこにいらっしゃるだけで華やかでにぎやかになります^^
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