【GAS】一行マクロ【ショートカットキー】

  • [記事公開]2022.12.31
  • GAS

Googleスプレッドシートで作成したスクリプトをショートカットキーに割り当てて、1行マクロっぽく動かす方法を紹介します。

GASのショートカットキーの割り当ては、マクロの記録から行く方法と、マクロのインポートから行く方法とがあります。ほかにもJSONを編集する方法もあるようですが、これは私の調べが足りていないので少しだけ紹介します。

なお、GASで作成したスクリプトをスプレッドシートでショートカットキーで起動する方法は、今のところ、SHIFT+CTRL+ALT+数字の組み合わせのみのようです。

CTRL+mとかCTRL+SHIFT+Mとか試してみたけど、動きませんでした。

マクロの記録

Excelと同様、マクロの記録から行く方法です。

拡張機能→マクロ→マクロを記録の順にクリックします。

操作が自動的に記録されます。

適当に操作したら、開いているボックスの「保存」を押します。

新しいマクロのボックスが開くので、名前を適当に設定したら、ショートカットのところに番号を入れます。

画像にもあるよう、設定できるショットカットキーはCTRL+ALT+SHIFT+数字の組み合わせだけです。

「保存」を押すと保存されます。

そうすると、マクロを保存しましたというメッセージが表示されますので、スクリプトを編集を選んで、適当にスクリプトを編集してください。

今回私はこんな風にメッセージボックスを表示するだけのコードを書きました。

スプレッドシートに戻ってショートカットキーCTRL+ALT+SHIFT+9を押すと、無事スクリプトが動きました。

注意

保存しないとうまく動かないです。保存はCTRL+Sでいけます。

最初の動作のときセキュリティ警告が出ます。

ショートカットキーに指定した数字や、マクロ名は「マクロの管理」で編集できます。

マクロをインポートする方法

最初にスクリプトを作ってから、あとでマクロにインポートし、ショートカットキーを設定する方法です。

まずGASでスクリプトを作成します。

GASで+(ファイルを追加)を押す
スクリプトを選ぶ
名前を適当に入れる
スクリプトを適当に編集する

スプレッドシートに戻り、拡張機能→マクロ→マクロをインポートを選びます。

注意:GASで保存していないと、「マクロをインポート」が不活性化したまま選べません。

関数を追加を押します。
マクロにスクリプトが追加されました。

あとは、マクロの管理で編集を選び、ショートカットキーを設定すればOKです。

マクロの管理

今回、shortCutKeyTestはCTRL+ALT+SHIFT+3としました。

実験してみたところ。CTRL+ALT+SHIFT+3で無事スクリプトが動きました。

JSONを編集する方法

GASで歯車ボタンを押して設定画面を開きます。

プロジェクトの設定

チェックボックスの一番下にある「appscript.json」マニュフェストファイルをエディタで表示するをチェックします。

<>を押して、コードのエディタ画面に戻ります。

そうすると、先ほどまでは非表示になっていたappscript.jsonが編集できるようになっていますので、appscript.jsonをクリックします。

appscript.json

defaultShortcutの部分のうち、9となっているところを7に変更してみます。

スプレッドシートに戻って確認すると、こちらでもショートカットキーの数字が変更されていました。

なお、スクリプトをマクロにインポートした場合も、appscript.jsonに自動的に追加されます。

インポートしたスクリプトもappscript.jsonに追加されていました。

ただし、これは少し時差があるようでして、インポートしてすぐには反映していませんでした。この辺の仕様は不明です。