学童保育向けメール顧問サービスを始めた訳

私がなぜこのようなスポットでの学童保育向けメール顧問サービスを始めるに至ったか、理由をお話します。

学童保育(いらすとやさんから)

かつて自分の子育てのとき困ったから

私の子どもが小学生のとき、学童保育を利用しておりました。

その学童保育は親が運営する仕組みとなっていました。

それまでは市が運営していたのですが、ある年から親の運営に変わりました。

入学してみてびっくり。学童保育の運営を、いきなりわけも分からず任されたのです。

親は、自らは被用者でありながら、学童保育の場では経営者の立場となります。これがいかにいびつで、運営に支障をきたすか、当時いやというほど経験しました。

たとえば、学童指導員の方への賞与を支払うかどうか、指導員のベアを実行するかどうかで、保護者会の会議は紛糾しました。

親の中には賞与のないパートやアルバイトで働いている人もいます。私もその一人でした。自分はもらえないボーナスを、指導員の先生にはいくら出したらよいか話し合うというのは、とても奇妙な感覚でした。

ベースアップを行うかどうかもそうです。当時、私はアルバイトで働いており、時給は安かったです。そんな私が、私より時給単価の高い指導員の先生のベアを議論するなんて・・・と、困惑しました。

給与計算を親がする大変さ

指導員の先生の給与計算も悩みの種でした。これも保護者会の仕事でした。

たまたま会計事務所で働く親御さんが在籍していた数年間は、その親御さんに役員(会計)になってもらい、毎月計算をお願いしていましたが、その親御さんが退所した(お子さんが学童保育をおやめになった)後は、給与計算の経験者がそう都合よく見つかる訳もなく、大変困りました。

全くの素人がいきなり給与計算をするのは無理でした。

結局、市内の会計事務所を探し、月に数千円で給与計算をしてもらうことになりました。しかし、会計事務所ではこちらの指示通りに給与計算するだけで、労働時間の集計や、労働時間のチェックなどはしません。では誰が労働時間をチェックするのかというと、実を言うと当時誰もできていなかったと思います。本来、1.25で計算すべき時間も、1.00で計算されてしまっていたのではないかと、今思い出しても冷や汗をかきます。

私も経験者・・・社労士としてお役に立ちたい!

保護者会の親御さんは、普段は働く労働者が多いのではないかと思います。中には自営業で、経営者の立場の方もいると思いますが、大半が経営判断をしたことのない人ではないかと。保護者会で議論がまとまらない都度、専門家の力が必要と感じました。

しかし、社会保険労務士の顧問契約は、当時は長期を想定したものが多く、すぐにそのときだけ利用できるものはありませんでした。

また、学童保育の保護者会を顧客として想定した社労士さんも少ないように感じました。

そこで、今私が社労士としてお役に立ちたいのは、このような学童保育をいきなり運用する羽目になってしまった親御さんたちです。

私なら、いきなり学童保育の運営を任されてしまった親御さんたちのお気持ちがよく分かります。私もかつて同じ経験をしたからです。

長期契約でなくスポット契約の理由

長期契約でなくスポット契約としたのは、保護者会の役員が半年で交代することが多いからです。

たいていの社会保険労務士の顧問契約は1年以上の長期を想定しているのですが、それだと費用がかさむこと、相談のない月も顧問料が発生すること、役員が交代したときに新しい役員の間で顧問料に対して合意が得られるとは限らないといった問題を抱えることになります。

そのため、1か月だけの短期間の契約にしました。1か月だけであれば費用は1か月分だけですから、ある程度役員での合意が得られやすいのではないかと思ったからです。

まとめ

私が学童保育の役員だったときに、「こういう専門家がいれば・・・!」と思ったような専門家になりたいと思っております。

メールでのやり取りが基本ですので、日本全国津々浦々対応が可能です。

費用も、通常の企業向けは3万円のところ、2万円に抑えております(税別)。

こういう風に考えてみてください。いざ、人事社会保険労働保険に通じた人材を雇おうとしたら、月に15万円以上のお金がかかります。よい人材を得ようとしたら、20万円以上かかるでしょう。また、いったん雇ったら簡単にクビを切る訳にはいきません。その労働者が在籍する限り毎月支出があるのです。

ところが、社労士に顧問契約をするのは、月々たったの2万円(税別)です(弊事務所の場合)。どうでしょう、お値打ちだと思いませんか?

もし学童保育の役員になって、運営にお困りでしたら、外部の専門家に頼ることをご検討ください。

弊事務所は学童保育向けメール顧問サービスを実施しております。