勤務間インターバル制度
- [記事公開]2022.11.21[最終更新]2023.02.01
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勤務間インターバル制度を知っていますか。1日の勤務終了後、翌日の出社までの間に、一定時間以上の休息時間(インターバル時間)を確保する仕組みです。
勤務間インターバル制度とは – 働き方・休み方改善ポータルサイト
https://work-holiday.mhlw.go.jp/interval/
労働時間等設定改善法
平成31年4月1日に労働時間等設定改善法という法律(正式名称は、「労働時間等の設定の改善に関する特別措置法」)ができました。
勤務間インターバル制度はこの法律の中で努力義務とされています(2条)。
インターバルは11時間
前日の労働が終了後、翌日の出社までの間のインターバルは、11時間がよいと言われています。
例えば夜10時まで残業した労働者が、翌日出社するのは、たとえ会社の始業時刻が8時だったとしても、11時間間をあけて、始業を1時間遅らせて9時とするのが勤務間インターバル制度です。この場合、終業時刻も1時間遅らせることにしてもよいし、終業時刻をそのままとし、かつ、8時から9時までを働いたと見なし、1時間分の給料を控除せずに支払うという方法もあります。
現在、勤務間インターバル制度を取り入れている企業では、働いたものとみなす方式を採用している企業が半数のようです。
導入企業割合は低い
この勤務間インターバル制度は、①労働者の健康を守る、②ワークワイフバランスがとれる、③労働生産性が上がるというメリットがあるのですが、まだまだ導入する企業割合は少ないです。
平成31年就労条件総合調査によると、勤務間インターバル制度を導入している企業割合は、わずか3.7%でした。
我が家の社畜な夫くん(従業員9名の小さな工場で働く名ばかり工場長)に聞いたら、「何それ?」とのことでした。
月給制の管理監督者に導入してほしい
今回この勤務間インターバル制度を記事にしたのは、長時間労働を何とかしたいという気持ちからです。
長時間労働を減らせないのであれば、せめて勤務間インターバル制度を導入してほしいと切に願っています。
我が夫が勤務する工場の場合、平社員たちは基本残業しません。したとしても1日30分程度。
一方、夫くんは名ばかりですが一応管理監督者扱いとして残業代が出ないので、率先して残業しています。「平社員に残業させたら?」と聞いたら、「しない。みんな俺の言うことなんて聞かない」とのことでした。工場長は平社員より身分が低いようです(夫は、70代の人も働く会社の中では年齢が低く、年配者たちにあれこれ指示を出すことは難しいようです)。
平日、22時帰宅が当たり前です。翌朝は7時に家を出ます。
普通、管理監督者扱いになったら、残業代が出ないのだから、残業をピタっとしなくなるのではないかと思うのですが、夫くんの場合は逆でした。
平社員の間はほとんど残業をしなかったくせに、工場長になったとたん、社畜のように毎日残業をするようになりました。
何度もやめてくれとお願いしていますが、やめません。本人には命を削って働いているという自覚がないようです。
基本、元気で健康だから、これまで大きな病気もケガもしたことがないから、自分の体を過信しているようです。
そこで個人的にいろいろな手を打ちましたが、なかなか効果を上げないので、今考えているのは勤務間インターバル制度を会社に導入してもらうことです。
平社員の方たちはそもそも勤務間インターバル制度を導入するまでもなく、毎日十分に休息時間を確保できていますので、まずは工場長に実験的に導入してもらうのです。
夫の場合、完全月給制(大の月も小の月も固定の金額)なので、導入しやすいと思います。
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