営業のお電話はお断りしています
先日、労務相談の電話をよそおった営業電話がありました。
「今、労務相談できるところを探していまして・・・」と最初に言われましたので、てっきりお仕事の話だと思ってしまいました。
しかし、よくよく聞いてみると、
- 相談したいのは自社ではない
- 取引先で労務相談したい企業様がある
- 弊社は福利厚生サービスを提供しており、このサービスに登録している企業が全国にたくさんある
- 登録している企業様向けに、社会保険労務士の相談窓口のリンクを紹介したい
- 先生の事務所はメール顧問サービスをメインにしているようなので、今回探していた社労士事務所の条件に合致
- 弊社サイトに登録は最低でも10年間は契約してもらうのが条件
- 弊社サイトに登録は、最初の2年間は料金がかかる
- 料金は1か月4万円
はい!ここまで聞いて、ようやく営業電話だと気が付きました。
途中、何度か、「社会保険労務士でないものとの提携になりませんか?」「社労士法違反になりませんか?」と質問したのですが、「いえ、料金はかかりません」「先生と企業様が直接契約する形になります」「弊社も顧問弁護士と相談の上進めております」とおっしゃっていたので、長々と話を聞いてしまいました。
気が付けば30分も経っていましたorz
弊事務所では、営業電話はお断りしております。
理由は、他にもっと緊急度の高い、重要な相談をしたい企業様あるいは個人様からの電話が、営業電話のせいでかかってこなかったら困るからです。
ちなみに、電話を切ったあとネットで検索したら、その営業電話をしてきた企業さんは、Yahoo!知恵袋などでも何度も書き込まれている(主に、迷惑電話として)企業さんでした。
社会保険労務士に限らず、手広くいろいろな業種(エステサロン、不動産業、整体業、学習塾など)に電話をかけて、Webサイトに登録させ、高い登録料を払ってもらうやり方のようです。しかし、Webサイトに登録したところで、顧客が確実に獲得できる訳でもないようです。
たいていの営業電話は、「それって社労士法違反ですよね?」で撃退しているのですが、今回は初動を誤りました。「どういったご相談でしょう?」と親身になって聞く姿勢になってしまったのです。
自分が未熟でした。
しかし・・・・
逆に見ると、今回お電話してきた方は、とても上手ですね!
相手を引き込む話術、誠実(そう)なしゃべり方、間の取り方、相手の話を聞く態度、すばらしかったです。私は営業がとても苦手ですので、彼を見習いたいです(しかし、迷惑電話はしませんが)。
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