SNS特定サービス
- [記事公開]2023.06.23
- 情報セキュリティ
平日朝やっているラジオ社実研で、内定取消が話題になっていました。
某SNSで、内定取消されたユーザがつぶやいていたことから話題になったものです。
内定取消については最高裁の有名な判決があって(大日本印刷事件。最高裁昭和54年7月20日判決)、私の中では内定取消はできない、ほとんど不可能だという認識が強いです。
関与先からこういう問合せがあったときは、まず間違いなく「内定を出してしまったのであれば、会社がつぶれるといった特別な事情がない限り取消はできません」と言って、採用するよう企業を説得することになるでしょう。
ところで、なにかと話題になるSNSでのつぶやきですが、就職活動中の方に気を付けてもらいたいのは、SNSは匿名ではないということです。
たとえ実名を伏せていても、プロには分かります。実際、就活生の裏アカウントを調べるサービスが存在しています。SNS特定サービスというようです。
企業の中にはこうしたサービスを利用して、就活生の裏アカウントを特定している場合もあるようです。
・・・などと人ごとのように書いていますが、かくいう私自身、裏アカウントを複数持っていますので、SNSでの発言には重々注意しています。
たとえ匿名で鍵付きアカウントにしていても、流出される懸念は常にあります。親しい仲間内だけの閉鎖空間での発言だから・・・と安心してはいけません。誰もがネットに強く詳しい訳ではないので、ついうっかりで鍵付きアカウントでの発言を流出させてしまうということはあります(実際そういう経緯で情報が流出したケースも)。
ですので、誹謗中傷は絶対に書かないようにしていますし、身バレしたときでも社会保険労務士としての品位を汚したと非難されるような言動は、普段から(SNS上でもリアルでも)しないようにしています。
その結果、どうなるかというと・・・・ネット上で知り合った相手とはあまり深く親しくはなれませんね^ロ^;
Twitterでもフォローはしますが、あまりツイートでからむことも少なく、Botのようにつぶやく毎日です。
しかし、SNSは生存確認の意味合いでやっていることなので、この程度の距離感がちょうどよいと思っています。
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