セブンイレブンめぐり【4軒の比較】

GW中、近所のセブンイレブンを4軒めぐりました。

きっかけ

なぜセブンイレブン巡りをしようかと思ったかというと、バイト先で求められるレベルがあまりにも高く、心がペキポキ折れまして、「最低賃金すれすれでここまで高いレベルを要求してくるなんて、正気か??」と思ったからです。

ちょっとここで働く人たちが特殊なのかもしれんナーと思いつき、別の店舗を見てみようと思った次第。

リンク↓はセブンイレブンのサイトです。

https://www.sej.co.jp/

A店

まずは1店目。山の上にある駐車場の広いセブンイレブンです。

着いたのが10時過ぎでした。店舗に入ってすぐに驚いたのが、声掛けがないこと。

ちょうど揚げ物キャンペーン中でして、購入金額税込み300円でドリンクが1本無料となるサービスをやっています。私のいるD店では、声掛けをするよう言われていまして、客が入ってきたら即「いらっしゃいませ!!」「ただいま揚げ物キャンペーン中です」「ご利用いかかがっすか~♪」と声をかけることになっています。

ところが、A店ではしーーーーんとしていました。あれ?キャンペーンやってないのかな?とレジを見たら、ちゃんとやっていました^^;でも揚げ物の種類も量もかなり少なかったです。必要最小限、体裁を整えましたという、エクスキュース的にやっているような印象でした。

レジの中にいるのは中年女性と高校生か大学生くらいの女性の計2名。10時台に2人だけ??少ないような気がしましたが、番重はすでになく、棚にある程度商品が並んでいましたので、2便の検品と棚出し作業は終わっているようでした。

棚のあちこち(特に常温酒コーナー)に隙間が多く、あまり在庫を抱えたくないオーナーなのかな?と思いました。冷凍品のかごの下には在庫を置いておくものだと思っていたのですが、私がようく見た限りでは、冷凍品のかごの下もガラガラ空いていました。

ここのバイトは楽そうだナーと思いました。

B店

次に、車で2分ほど離れたところにあるB店へ。こちらは住宅地にあります。駐車場に車がたくさん止まっていたのですが、店内に入ったら客は私一人でした。

ここも声掛けがなかったです。中年の女性が二人働いていました。ちょうど2便の番重がたくさん積み上げられており、棚出し作業が大変そうでした。

こちらの棚はかなり商品が豊富に並べられており、私が働くD店に置いていない商品もあって興味深かったです。冷凍品のかごの下もみっちり入っている感じでした。

ただ、レジに立った女性が(棚出ししている女性も)顔に表情がなく、疲れた印象でした。買い物が終わって帰るときにも「ありがとうございました。また、お越しくださいませ」の声掛けがなく、「え?!それでいいの!??」とびっくりしました。

仕事の量と働く人の量がつりあっていない印象でした。この時間、3人目がいてもよいのでは?と思いました。

ここでは絶対働きたくないなと思いました。

C店

続いて、国道沿いにあるC店に来ました。

ここは通り沿いのおかげで、いつ来ても車がたくさん止まっているし、店内に客も多いです。

このお店の場合、揚げ物の声掛けどころか、「いらっしゃいませ!」の声掛けすらなかったです。え!!?「いらっしゃいませ」を言わない店があるの!!!??とびっくりしました。

理由はすぐに判明しました。レジにひっきりなしに行列ができていました。2つのレジはどちらも開いていましたし、テキパキさばいていましたが、それでも客の方が多く、私が入ってから帰るまでずっとレジは混雑していました。レジ対応で忙しく、いらっしゃいませを言う暇がないようでした。

ここの揚げ物コーナーはたくさん並んでいました。11時になったばかりでしたが、これでもか!とすべての揚げ物が勢ぞろいしていました。しかし、焼き鳥は空でした。D店ではななから3個とポテトで「ポテから」というセットを作って売っているのですが、こちらのC店では倍盛ポテト300円、ななから5個で300円という売り方をしていました。店舗によってだいぶ違いますネ。

ベテランっぽい中年の男性が1名、初老の男性が1名、初老の女性が1名と計3名働いていました。全員レジの中でして、初老の男性が謎の動きをしていました(ていうか、何もしていない)。中年の男性がその初老の男性を邪魔にしている印象でした。あの人何をしに来ているんだろう???と思いました。中年の男性と初老の女性二人でレジを切り盛りしていました。

実はこのC店には、前日にも買い物に来ており、そのときも声掛けがなかったです。もともと声掛けに熱心なところではないのだと思います。

ここで働くのはちょっといやかもと思いました。

D店

D店の特徴は、声掛けですね。あと笑顔です。これはオーナーの方針によるところが大きいです。品数もかなり豊富だと思います。ただ、店舗が狭いので、かなり工夫して棚出ししないといけません。その結果、働く人にかなりスキルの高さが求められます。

客数も多い方だと思います。大通りに面しており、朝夕渋滞するポイントにあります。

FF商品も豊富に用意しています。ドリンクの補充も頻繁に実施しています。こうしてみると、かなりいい店ですね、D店って。しかし、その分働く人には負担が大きくなっていると思います。

4店比較

今回4店舗を比較して思ったのは、客として行くならD店、働くならA店だと思いました。

他の店舗を見て分かったのですが、思った通り、D店で働く人に求めているレベルはかなり高いです。

例えばフライヤー。A店では最初から揚げる量をかなり抑えており、量も少なめです。一方D店では本気で売上高を目指しており、量も種類も他店を凌駕しています。声掛けも、ダントツで一番です。これだと、オペレーションが複雑になるし、客から注文があったときの作業も増えます。声掛けの結果、のどがカラカラになるし、働く人にとってはかなり過酷です。

棚出しもそうです。発注量がかなり多いです。検品作業も大変だし、それを棚出しするのも大変です。今回4店舗をまわって、チルド製品がこんなにも各店で量と種類に差があることを知りました。D店が一番種類も量も多いです。ついでC店、B店の順です。A店はかなり少ないと感じました。え、それでいいの?ゴールデンウィークだよ!?と心配になるレベル。

今後の課題

働く立場の身としましては、A店で働いてみようと思いました。かなーーりゆるそう^^v

一方、社労士としてお店の立場で考えたときに、D店の課題はいかに人を定着させるかだと思いました。求めるレベルが他店に比べてかなり高いので、その分なんらかのインセンティブがないと、人は厭になってやめてしまうだろうナーと思いました。賃金面が無理なら、メンタリティへの配慮や労働時間管理の工夫とか、いろいろやれることはあると思いました。

B店は、端から見ていて明らかに人手が足りていない印象でした。まず人を増やすことが必要だと思いました。声掛けはそのあとに要求した方がよいでしょう。今の状態のままだと、今いる人材の流出も防げない気がします。

C店は、声掛けをした方がよいです。揚げ物セールでの声掛けは無理でも、いらっしゃいませは絶対言うべきだと思いました。お店の活気が違うし、防犯面でも必要だと思います。