専門家に話を聞くメリット
- [記事公開]2022.09.06
- メール顧問サービス
税理士さんにいろいろ聞いて、開業前からコツコツつけていた帳簿を修正しています。その過程で気づいたことをまとめした。
きっかけ
今回税理士さんに相談をしようと思ったのは、消費税について壁にぶちあたったからです。
事務所の家賃を毎月振り込んでいるのですが、ずっと消費税はなしで記録していました。
契約書にも特に記載はなかったし、消費税はなしでよいのだろうと思い込んでいました。
ところが、freeeというツールを使い始め、家賃の記録をしようとしたら、自動で消費税が計算されてしまいました。
Webでざっと調べたら、事業性のある家賃は消費税がかかるようです。
しかし、私が借りているのは居住用の部屋でして、大家さんに無理を言って事務所として使わせてもらっているのでした。
さあ、分からない!
はたして消費税はなしで記録してよいのか、消費税はありで記録すべきなのか、判断できません。
こういうのを税務署に聞けば教えてくれると思うのですが、何と言って聞いたらよいのかも分かりませんでした。
聞いた結果、大家さんが藪蛇になったらやだな・・・という気持ちもありました(無理を言って入居を承諾してくれたので)。
質問をためる
他にもいろいろ分からないことが多く、少しずつ質問を貯めました。
たくさんたまったら、1か月だけのメール顧問サービスを受けよう!と思っていました。
条件に合致する税理士さんは、けっこういっぱいいるものですね。今はコロナ禍もあってWeb上での顧問サービスが充実してきたなと思います。
その中で、「これは!」と思う税理士さんが見つかったので早速メール顧問サービスを申し込みました。
スポットで、1か月間メールし放題というサービスです。
専門家に聞くメリット
その結果、さまざまな疑問点は見事に氷解しました。
いやーーー、いろいろ(自分が)間違っていた、間違っていた。
今必死に帳簿を直しているところです。
家賃の件は、契約書ベースで消費税を課税するかどうか決めるらしく、私の場合は契約書ではしっかり住居用と書いてありましたので、消費税は非課税が正しいのだそうです。
今回税理士さんに聞いて、いろいろメリットがあったので、まとめました。
時間を節約できる
自分で一から調べるより、圧倒的に早かったです。
Web検索する時間、法律の条文を読む時間、税務署に聞く時間を全部省略できました。
分からなかったことを代わりに調べてもらえる
何か疑問をもったとき、基本的に自分で調べるのですが、調べても答えにたどりつけないことがあります。そんなときに代わりに調べてもらえるのは大きなメリットです。
今回、インボイスを来年制度が始まるより前に使ってもよいかという質問をしたのですが、これは自分でも調べて答えにいきけなかったのですが、あっさり答えを行政の出しているQ&Aから見つけてきてくれました。
そのQ&Aは私も見ていたはずなのに・・・・気がつけなかった・・・・orz
分からなかったことが分かるようになる
質問したことに答えてもらえるのは当然ですが、今回税理士さんに質問した中で、回答の際、質問していないことにも言及があり、そこで初めて自分では気が付いていなかった、分かっていなかったことが分かりました。
なるほど!というアハ体験をしました。
よりよいやり方を教えてもらえる
帳簿のつけ方にはいろいろなやり方があるのですが、その中でよりよいやり方を教えてもらうことができました。
具体的に言うと、今回私は家事按分のやり方をだいぶ詳しく教えてもらいました。
新たな視点を得られる
自分とは違う視点での考え方を得られるのは大きなメリットだなと思いました。
今回質問の中で、2022年8月にTwitterでちょっと話題になった、”年収300万は雑所得”の話に言及がありましたが、税理士さんは私にはない視点でとらえており、「なるほど、そういう考え方もあるのか」と思いました。
デメリット
専門家に話を聞くデメリットもまとめました。
費用が掛かる
当たり前のことですが、費用が掛かります。
ただこれは自分が納得できるかどうかだと思います。
高いと思うか、適性と思うか、安いと思うかは、人それぞれです。高いと思うなら発注しなければよい話ですし、適性と思うなら利用すればよいかと思います。
質問するのにも回答を読むのにも自分にそれなりの工数がかかる
今回Zoomでも対応できるという話がありましたが、私はメールオンリーにしてもらいました。
私は文章を打つのも、資料を作るのも人より早いので、全然全く苦にならないからです。
しかし、人によっては、文章を打つのも資料を作るのも大変だという方はいるのかなと思います。
専門家の書いた文章を読んで理解するのにも時間がかかりますし、自分の工数がある程度かかってしまうのはデメリットとして考えておかないといけないと思いました。
しかし、そういった方はZoomなど、面談できる顧問サービスを利用することで解決できると思います。
ちなみに私の場合は、Zoomだと文章として残らないので、今回全部メールにしてもらいました。文章を書くのも読むのも得意だし、メールだと返信を重ねていくと成果物がたまっていく感じがして好きなのです。
わが事務所のメール顧問サービス
税理士さんに聞くことで、いろいろな気づきがありました。
ひるがえって自分のメール顧問サービスについても、同様のメリットとデメリットがあるのかなと思いました。
労務管理をしている社長やご担当の社員にとって、調べるのに時間がかかることや、調べても分からないこと、労働基準監督署に聞きたいけど聞きにくいことがありましたら、ある程度質問を貯めてからわがメール顧問サービスをご利用なさってみてはいかがでしょうか。
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