大岡裁きはない

むか~~し、かなり遠い昔、私の親も裁判をしていました(離婚裁判)。

そのときの母の愚痴を今さら思い出しています。子どもの頃のことなんで、ほとんど覚えていないんですが、母はどうも担当となった裁判官にたいそう不満があったようです。

「あんな世間知らずが・・・!」みたいな言葉を言っていました。

どうも母は裁判官が大岡裁きというか、水戸黄門のような勧善懲悪的な判断をしてくれると思っていたふしがあります。

ところが実際には、母が思うような判決は出なかったようでした。それで上記のような暴言が出たようです。母は亡くなっているので、詳しいことが聞けないのが残念です。

今裁判を傍聴していてつくづく思うのは、裁判というのは大岡裁きではないということです。

いやだって、日本は法治国家ですから。

法律に基づいて裁判官は判断しますよね。

法律にないことまでは裁かないです。具体的には、論点になったことしか判断しません。

そうは言っても、証人尋問の際や弁論の折々に裁判官の発言を聞いていると、「あ、この裁判官さんは好きだなあ・・・」と感じる、人情味のある裁判官さんもいたりします^^

と言っても、冷静沈着、理路整然とした裁判官さんも私は好きだったりします。こういう方の書く判決文は、非常に論理的で読みやすいからです。

結局、どんなタイプの裁判官さんでも私は好きなんですが、泥沼の離婚裁判をしていた亡き母には理解してもらえないだろうなあとは思います。