さまざまな就業規則
仕事でさまざまな企業の就業規則を拝見するのですが、一つとして同じものはありません。
たとえモデル就業規則をベースに作られたものであっても、その企業の特色がにじみ出るのが就業規則というものです。
例えば、年次有給休暇の項。
制度をよく知らない人が、よく知らないまま書いた就業規則では、間違いや漏れが多いです。
2019年にすべての企業に義務付けられた、年休5日取得義務は、よく漏れています。
意外にも、労使協定をすれば導入できる、年次有給休暇の計画的付与は記載されていることが多いです。しかし、企業の方にお聞きすると、実際には計画的付与は行われておらず、労使協定もかわされたことがない・・・なんてことがあります。
私から見て、「これは、とてもよくできた就業規則だな!」と思うものは、たいてい社会保険労務士さんが作ったものです。以前社会保険労務士さんが「読むのは労働者だから、かみ砕いた分かりやすい親しみやすい言葉で書こう」と決めて作成された就業規則を拝見したときは、感動しました。本当に読みやすく、すらすらと頭に入ってきました。
私はというと、基本的に新規作成のときは「である」調で作成しています。法律用語に近い作り方をしています。
しかし、修正作業のときは、ベースとなる就業規則に合わせています。ベースとなる就業規則がである調ならである調に、ですます調ならですます調にするのはもちろん、フォントや文字サイズ、章立てなどもベースに合わせています。
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