困った社員

X(旧Twitter)で話題になっていた、こちらのテキストを読みました。

新人にパワハラしていた先輩を通報した結果

https://anond.hatelabo.jp/20230830203626

この中で出てくる「Bさん」という社員については、もちろんある程度フィクションが入っているのでしょうが、私にも過去に心当たりがありまして、Bさんの対応に苦しむ「俺」さんの気持ちを考えて、読んでいて胸が痛くなりました。

もちろん、このテキストの中でも書いてありますが、「Bさん」のような人であっても解雇することは、現在の法律、制度では容易ではありません(ほぼ無理)。

しかし、現実に「俺」さんのように苦しむ社員が出てくる訳でして、では会社としてはどうするかというと、相談窓口が正しく機能するようにするしかないのかなと思いました。

このテキストを読む限り、この会社の相談窓口はあまり有効に機能していなかったようですが、最終的に課長に教育係のお鉢を回したようですので、時機に失した感はありますが、一応機能はしたのかなと思います。

しかし、今度はこの課長職の方が苦しむのですね・・・。

「Bさん」のような方は、なるべく入口段階(入社面接試験)で入れないようにするのが一番なんですが、面接や試験で問題社員かどうかを見抜くのは至難の業(わざ)です。そして、いったん入社させてしまったら、容易には解雇できないのが、現在の日本の制度です。

会社としては、ローパフォーマーな社員(労働生産性の低い社員)についてはしかるべき教育者(「防波堤」ともいう。役職者が望ましい)をあてがい、被害を最小限にとどめる努力をしないといけません。そして、最も避けないといけないのは、Aさんや「俺」さんのような、優秀な社員の離職を防ぐことです。