バイト先選びのヒント【企業情報の見方】
アルバイト先を探していて複数候補がある場合、どこの企業にしようか迷ったときの一つの指針として、企業情報の収集方法と情報の見方をご紹介します。
といっても、この手法はセブンイレブンのフランチャイズ店だけに使える手法でして、他のコンビニや別業種の別職種だと全然使えないと思います。あくまで一つの参考です^^;。
住所からオーナー店の名称を探す
まずコンビニの住所を調べてください。住所が分かったら、国税庁の法人番号公表サイトへ行って住所で検索してください。
これで住所地からオーナー店の企業名(有限会社○○酒店とか)と法人番号が分かります。
法人番号から社保の適用年月日を探す
13桁の法人番号が判明したら、次に、厚生労働省の厚生年金保険・健康保険適用事業所検索システムへ行き、法人番号で検索してください。
うまくヒットすると、このような↓検索結果になります。
この情報から何が分かるかと言うと、適用年月日です。これは、この会社が成立したときとほぼ同じだと思ってよいです(合法的な会社であればですが^^;)。
会社が法人化する前の個人事業主時代から社会保険に加入する場合もあるのですが、たいていは個人のときは社会保険に入らず、法人化してから入る場合が多いです。
実際にお店に行ってレシートをゲットしよう
次に、実際にそのお店に行って、何か買ってみましょう!目的は、レシートをゲットすることです。
この責の後の番号は、レジ操作した人のIDです。
番号自体にはあまり意味はないのですが、重要なのは、この番号が連番となっていることです。つまり、このお店の最初の人(たいていそこのオーナー)のIDが1だったとしたら、このレジ操作をした人は303人目の店員さんだということです。
ここで先ほどの社会保険の適用年月日と比べます。
平成7年からというと、27年経つ訳ですが、その間に300人以上の人がこのお店に雇われた可能性があるということです(実際にはコンビニなったのはもっと後かもしれないので、決めつけるのは良くないので、一つの可能性としてお考え下さい)。
同様に、地域のコンビニを調べていくと、次のような結果になりました。
Aコンビニ 個人経営(設置はかなり前) 番号067番(100番台に行っていない!!)
Bコンビニ 平成7年適用 番号300番台
Cコンビニ 適用無(法人なのに)番号200番台
Dコンビニ 平成9年適用 番号400番台
責任者番号と適用年月日から分かること
Bコンビの方が早く適用となっているのに、番号が300番台ですので、人の入れ替わりがDコンビニほど多くなかったことがうかがわれます。
人の入れ替わりが多いということは、それだけ何らかの問題がある可能性が高いです。警戒するべきでしょう。
ただし、番号はあくまでレジ打ちの人の番号であって、ひょっとしたら他の人にレジ打ちをしてもらったら、B店でも400番台の人がいるかもしれません。
法人番号が分からないとき
法人番号が分からないときは、労働保険適用事業場検索を使うとよいです。
労災は1人でも労働者を雇ったときに必ず加入する制度です。法人であろうと個人であろうと必ず入ります。
なお、労働保険適用事業場検索の場合は、いつ適用になったか年月日までは分からないです。
ところで、法人なのに労災の加入がないとき、働く人は警戒すべきです。今回調べた中ではC店がそうでした。法人は、社会保険(例外あり。75歳以上等)も労災も加入は義務です。
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